野崎武司騎手（１日） 坂部浩史厩務員（１日） 新貝一雄調教師（２日） 渡邊康昭厩務員（２日） 櫻井裕之厩務員（３日） 伊藤敏広厩務員（５日） 鈴木弘之厩務員（５日） 山田純男厩務員（７日） 目黒省二厩務員（８日） 金子正彦騎手（12日） 上野佳隆厩務員（12日） 伊澤大輔厩務員（13日） 塚本忠厩務員（15日） 峯尾智厩務員（15日） 山下理恵子厩務員（15日） 村山常夫厩務員（16日） 武井榮一調教師（18日） 上玉利二三厩務員（20日） 小濱光弘厩務員（21日） 鈴木直亮厩務員（21日） 加野義人厩務員（25日） 安部光夫厩務員（28日） 川端一人厩務員（28日） 杉村勝実調教師（29日） 尾西猛厩務員（29日） 井上政明厩務員（30日） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　山下理恵子厩務員＜梅山和則厩舎＞ 　「今は『無事帰って来いよ』という気持ちが一番。勿論勝ったら嬉しいけど」。 　そう語る山下厩務員が現在世話をしている馬たちの多くは他場からの転厩馬、いわゆる‘故障持ち’だった馬。馬主さんにとって思い入れも思い出もある馬たちに次の活躍の場を見出すことに精を出す日々である。 　「昔は面白いほど勝ってたね。今はなかなか勝ち星には恵まれないけれど私たちが何をやってるのかは調教師にも理解してもらっている。勝てば一番だけど勝たなくても着を拾えればそれでもいい」‘私たち’とは同じく梅山厩舎で働くご主人の事。ご主人とのなれ初めはなんとカニ漁！ホームシックにかかり実家に帰っていた頃に知り合ったという。「谷川（牧場）の先代に紹介したら『もし馬の仕事したいならこの人と一緒になんなさい』そう言われたの。この人だったらアンタ一生馬の仕事出来るよって。『歳は離れてるけど俺はこの人好きだ』って。」先代の予言通り？以来夫婦ともども馬一筋。「初めは私たちがひっどい喧嘩するんでみんなビックリしてたね。でも士気が上がるからってそれも又良し！」「道営にいた時に調教師と喧嘩してね、次の日には辞めていた。その時お父さん（ご主人）に言われたの。『お前俺が今なんの馬見てるか知ってるのか?』ってね。」その時の担当馬は後に中央に転厩して活躍したスガノオージだったという。「でも私は言い出したら聞かないから（笑）」 北海道根室市出身。いつも傍らに馬がいた。高校卒業後谷川牧場に就職。道営を経て川崎に来てこの１１月で丸９年になる。噂を聞きつけて一度見放された馬が山下夫妻の元に今日もやってくる。惜しみない努力は結果とともに新たな人脈をも連れてくる。担当馬は現在夫婦で５頭。２歳馬のオーキング（ウォーニング産駒）に注目とのことだ。１１月１５日がお誕生日。で、一体何歳になったんだろう？？