捧利久厩務員（２日） 若井信夫厩務員（２日） 飯塚直仁騎手（３日） 上村尚寛騎手（３日） 三浦秀夫厩務員（３日） 今野忠成騎手（４日） 内山武義厩務員（４日） 大芝剛厩務員（５日） 安池政夫厩務員（８日） 秋山重美調教師（11日） 小山裕行厩務員（11日） 佐藤正文厩務員（11日） 島田浩二厩務員（11日） 福田和浩厩務員（11日） 久保秀男調教師（13日） 清和鑛一厩務員（13日） 佐藤文夫厩務員（14日） 岡村裕基騎手（16日） 荒木道哉厩務員（16日） 下モ内清志厩務員（16日） 須山泰弘厩務員（18日） 西田一厩務員（19日） 佐藤文雄厩務員（20日） 沢居松五郎厩務員（22日） 堤正克厩務員（23日） 大和田五郎調教師（26日） 内田崇之厩務員（26日） 中原義正厩務員（26日） 松岡龍一厩務員（26日） 市川貴之厩務員（27日） 大和田明調教師（28日） 安池成実調教師（28日） 田中忠幸厩務員（28日） 照沼一二調教師（29日） 小山雄也厩務員（30日） 波多野敬二厩務員（31日） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　三浦秀夫厩務員＜照沼一二厩舎＞ 　川崎の厩務員組合である愛馬会の会長を務める三浦秀雄厩務員が産声を上げたのは宮城県加美郡の生産農家、今から６６年前の桃の節句のこと。繁殖牝馬が３頭いた実家には「クローバー賞」の賞状が沢山飾られていた。クローバー賞とは当時設けられていた生産牧場を表彰した賞で三浦厩務員の実家では多くのアラブの活躍馬を産出していたのだ。時は敗戦後の復興競馬の頃、「８０％がアラブのレースだったよ。だから戦後の競馬はアラブが支えたんだ。サラブレッドは人間が作ったものだけどアラブは自然のものだからね」と当時を懐かしむ。昭和２９年大井競馬を皮切りに競馬場へ。昭和３２年に川崎の高松厩舎を経て昭和３５年以来現在まで照沼厩舎で馬一筋。長い馬人生で印象深いのは 中央競馬での第一回地方競馬招待レースへの参戦。東京盃馬・オーナーズタイフウは佐々木竹見騎手を背に６着と大健闘。本降りの雨のレースで「中央の芝はすごく重かった」ことと同時に報道陣の多さに中央競馬の華やかさにも驚かされたという。５０年もの厩舎生活には色々な馬との出会いもあるが川崎１５００ｍのレコードホルダーであるカネショウボーイ、東京ダービー馬・カネショウゴールド、そして佐々木竹見騎手７０００勝のメモリアルホースとなったカネショウヤシマも忘れられない一頭。「竹見さんの７０００勝を意識して仕上げたからね。狙ってたよ」としたり顔。お誕生日は仲間たちに囲まれて大きな花束を貰ったとか。現在の担当馬はタガジョウレオーネとカネショウアカギ。 　　　 　　　　　　　　福田和浩厩務員＜鈴木敏一厩舎＞ 　時はオグリキャップの全盛期、友人らと共に競馬を見るようになった福田和浩厩務員は川崎競馬に勤務して７年目、現在は主に今野騎手騎乗馬の攻め馬を担当、まさにリーディングジョッキーを影で支える人物の一人である。「将来は馬関係の仕事に」と日大農獣医学部に進学するも一年半で中退、ワーキングホリデーで単身オーストラリアの牧場・ストラサロンスタッドへ。全ての作業を担当者別に分担するのがオーストラリア方式だが、人柄の良さからか「何でもやらせてもらいました」と語る。計３年間のオーストラリア生活で馬に乗ることと併せて英会話も身につけた。現地に留まって日本人向けの競馬の予備校のようなもののスタッフの話もあったがオーストラリアに遠征していた故河津調教師と当時騎手だった河津裕昭調教師の縁故で帰国後河津厩舎へ。 　河津先生が亡くなられた頃、デビュー２年目の今野騎手から「攻め馬を手伝って欲しい」とスカウト？され現在の鈴木敏一厩舎へ、現在に至る。すっかり川崎の顔となった今野騎手の活躍については「やっぱり嬉しいですよ」他場での騎乗も多いだけに時間との戦いもあるだろう。頼もしい調教パートナーの存在は熾烈を極める南関リーディング争い奪取の一翼を担ったに違いない。 　２８回目のバースデーは「シェフをやっている友人が中華料理を作ってくれた」とのこと、結婚３年目の奥様を交え楽しいひとときを過ごしたそうだ。将来の夢は？調教師を目指す？との問いには「とにかく馬に跨っていたい、調教師？考えたこともないです」との答え。「今の生活は気に入ってます」と終始爽やかな福田厩務員、趣味は最近始めたサッカー、なんでも所属の「小向サッカーチーム」はイケメン揃いとの噂、要チェックかも。