HAPPY BIRTHDAY〜!
7月生れ
      
畠中綾子厩務員(1日) 加藤利彦厩務員(4日) 内藤智則厩務員(4日) 高崎航厩務員(5日)
八木正喜調教師(8日) 佐藤賢三厩務員(12日) 佐藤強厩務員(15日) 佐藤浩美厩務員(8日)
遠野吉春厩務員(8日) 荻迫勇厩務員(15日) 上玉利巳敏厩務員(15日) 広木政雄厩務員(15日)
高橋克己厩務員(16日) 清水孝泰厩務員(19日) 池田富士夫厩務員(21日) 大沼秀男厩務員(23日)
田上昌浩厩務員(26日) 船山三郎厩務員(27日) 津久井巌調教師(28日) 本田宗幸厩務員(29日)
酒井正男厩務員(30日) 甲斐勝也厩務員(31日)

                   
                    酒井 正男 厩務員<八木 仁厩舎>

 いつもハンチング帽がキマッている酒井正男厩務員(八木仁厩舎)、「午後はいないぞ〜」と八木仁調教師に言われて厩舎に急ぐとなにやら慌しい。「今日は忍(次男・酒井忍騎手)の引越しなんだよ。」とニコニコ顔。厩舎の2階の住まいを出てマイホームをかまえたとか。おめでとうございます!
 そのダービージョッキーの父、正男さんのバースデーは7月30日。7人兄弟の末っ子として新潟に生まれた。食堂に勤務していた24歳の頃、フラッと新潟競馬場に足を運んでこう決心した「競馬の仕事に転職しよう」と。当然誰もが反対した。妻のお腹には長男がいた。決心が堅いのを弟思いの兄が酌んでくれ馬主を介して厩舎へ、3年後から河内厩舎へ。異業種からの転身に周りの人たちは「あいつは1年持たない」と言ったそうだ。しかし以来馬一筋33年の大ベテランである。
 思い出の一頭は新潟皐月賞、新潟ダービー等の勝ち馬でのちに種牡馬にもなったグレートローマン号。「見た途端『頼むからやらしてくれ』そう言ったよ。あの馬だけだね、そんなこと自分が言ったのは。良い馬だったよ、だけど悪かった!元気バリバリ!でもそれが闘志につながったんだね10連勝はしたかな?」現在はヤマボウシ、トウカイサンダー、ビバスキーの3頭を担当。「なんかしら癖のある馬たちだねぇ(笑)」勿論腕利きを買われた結果だろう。
 忘れてならないのは酒井家の息子たち。次男はご存知の忍騎手、3男はJRA所属の酒井学騎手である。自身も騎手に憧れたことから「息子を騎手に!」との夢が実を結んだのだ。「長男(正充さん)は初めてのだから厳しく育てちゃってね。馬の仕事はしてないよ。無理やりやらせたんじゃダメだね。忍は自分からやりたい、って言って全く怖がったりもしなかったよ」忍さんは年の離れた弟の面倒を良くみたという。
ご存知のとおり新潟競馬廃止の憂き目に合った酒井厩務員、先に南関東への移籍を果たした忍騎手のアドバイスで川崎へ。「本当はもっとラクな厩舎に入りたかったんだけどね(笑)でもいい厩舎だよ。」
趣味は釣りだが新潟にいた頃のようには出かけられないね、とちょっと残念そう。お誕生日には忍さんからプレゼントでもあるのですか?と聞けば「ない!ない!もうこの年になったら誕生日なんて関係ないよ」と
とびきりの笑顔を見せてくれた。トレードマークのハンチング帽は10数個持っているそうだからどなたかプレゼントしてみては?!
 
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