御年80歳になる敏鈴木喜雄調教師が今開催をもって引退されることになった。
「今は勝ってうれしかったことなどいい話しか想い出しませんが、騎手時代の落馬の後遺症に苦んできました。年齢もあって腰や足の自由が利かなくなってきましたので引退することに決めました」とのことで、引退後は別荘のある那須でゆっくり養生されるそうだ。
大正12年生まれの鈴木喜雄調教師。父はあのキヨフジの担当厩務員だったという厩舎育ちで、大井の大山一男、二三夫調教師は甥っ子に当たる競馬ファミリーにあった。デビュー以来所属のしている金子正彦騎手もまた甥っ子(奥様の弟の子供)になる。
大井(八王子)の大山末治厩舎で騎手していたが、昭和25年の落馬事故で神経を痛め、その後は不自由な生活を余儀なくされてきた。川崎に移ってからは八木正雄厩舎の所属として騎乗し、昭和33年に調教師免許取得して以来40余年川崎競馬のために尽力してきた。
鈴木師の引退後は金子正彦騎手は山田正実厩舎所属となり、2日目第3レース、テュータヨーコでの出走が最後のレースになる。
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