第一回川崎競馬グルメグランプリ
2002年8月号
 〜川崎に三大グルメあり!〜
ファン投票により決定しました。
第一位   焼きそば<パドック横>
鮮やかな藤田さんの手さばき
大判焼きやおでんも美味
堂々第1位に輝いたのは行列ののできる店として知られるアオイスポーツの焼きそば。「あのスパイシーさがたまらない」という声が多かった。これでもかと大盛りに盛られる風情にまずは驚く。「とにかく山盛りに。これはうちの社長の気っ風の良さなんです」と従業員の方一同が頷いている。最初の一口目には甘味が飛び込んでくる。そのあと口の中に熱さが広がる。かなりスパイシーな辛さ。具はキャベツ、干しエビ、隠し味に玉ねぎ少々とシンプルなのに旨い。ここで焼きそばづくり9年という藤田さんに旨さの秘密を聞いた。「焼き手によって味が変わってくるから不思議です。まず大事なのは火加減。具はキャベツ中心ですが、それでも旨味を出すためにソースに工夫があります」。個性的なスパイシー味。胡椒が利いて山盛り400円。
★★★
第二位  タンメン<3号館2階>
川崎名物数あれどメニューがタンメンのみで人気なのが国友コーンフリ。名物おやじの藤本守さんはタンメンひとすじ30年。80歳になる今も腕を奮います。豚肉、キャベツ、ニラ、ニンニク、にんじん、もやし、玉ねぎと野菜たっぷりでヘルシー感覚。。麺はかため、やわらかめ、スープだけ(麺なし)というオーダーもできます。スープは特製白湯スープ。すっきり味です。自信があるからこそ、一品で勝負ができるんですね。通常600円にプラス200円増しで大盛りもありますが、すべてが2倍入ってますからちょっと驚きますよ。川崎に来たらこれを食べなきゃ!
★★
第三位  勝烈茶屋<2号館1階>
 第3位はゆったり座って食事ができる勝列茶屋。「ここはカツもカレーもうどんも何を食べてもおいしい」と評判。カツレツが自慢とあって一番人気はカツレツカレーですが、かつて内馬場の人気メニューだった「バーベキュー串」(400円)を食べられるのは今では姉妹店のここだけ。もちろんお持ち帰りもできます。うどんはコシがあってのど越し絶品。カツ丼とセットで1000円なり。写真右のステーキカレーは1200円と高価なれどカレーの辛さとステーキがマッチ。馬券で勝利した時に味わいたい逸品です。
※勝烈茶屋は平成15年3月27日から2号館2階に移動しています。

次点  コロッケ<第二入場門となり> 次点  もつ煮<3号館1階>
「揚げたてのホクホクを食べてほしいから作り置きはしません」とこだわりのコロッケが評判になってます。直径は12センチ厚さは3センチはあろうかというビッグサイズ。松平美枝さんの手作りコロッケは1日300個が限界。ふかしたじゃが芋をつぶすだけでもたいへんな作業なのです。150円という価格は超リーズナブル。中から出てくるスパシーさはやみつきになりそう。松平さんが夏場にお奨めとされたのが「冷やしきね」。冷やし中華の杵うち麺版ですが、何しろ具だくさん。600円です。
厚さ3センチはあるコロッケ。すべて手作りの限定品
 究極の煮こみを食したい方はここ。コンニャクと共に鍋でモツをコトコトとあく抜きをすること3時間。看板にはひら仮名で「にこみ」とあります。「うちにのにこみは甘過ぎない点が喜んで頂けているんだと思います。おいしく作るには鍋。厚みのある鍋でなければうまく煮込めません」と味に自信。 ここにはおでんもありますが、さつまあげ、つぶ貝、フランクフルト、合鴨つみれとすべてあっさりおつまみ感覚。特に合鴨のつみれはジューシーな味わい。ここの瓶ビールなら生ビールより50円安です。にこみは450円、にこみ丼は700円。

ランク外ながらおすすめの人気店
堀久埼玉屋<2号館1階>
パドックから竹見ギャラリーに向かう途中にある新進店。昨年の4月にオープンしました。ここはそば、うどんが中心メニューですが、なんといってもトッピングが自由にできるのがうれしい。トッピングには刻み煮揚げ、わかめ、揚げ玉、山菜と全部入れたら豪華になっちゃう。ここはお豆腐屋さんが経営していることもあって、特に味を煮含めた揚げは絶妙。クチコミによって重賞の時にはゆで玉子がサービスになることが判明しました。ほかにもふわふわのたこ焼き、夏はかき氷もあります。そば・うどん共に冷やしもやってます。パドックも近く勝負の合間にツルツルッと腹ごしらえに立ち寄ってはいかがですか。明るい雰囲気も魅力。
にぎり寿司<1号館2階>  興華の五目そば<1号館4階>
 競馬場でにぎり寿司が食べたい。それが気楽にスタンドで味わうことができるのがパドック横の階段を上がった2階にあるスタンド寿司。まぐろ、いか、えび、コハダ、玉子と品書きは限定ですが、どれもネタは新鮮。特にコハダは江戸っ子の味、通の味。1皿3カンで200円という値段も泣かせます。ここの「さざえ串」も隠れた逸品。あっさり塩味で潮の香りただよう煮さざえが串に3つ通してあるので歩きながらでもどうぞ。一本250円。日本酒のほか白ワインと魚介にぴったりのメニューも揃ってます。
 特観席の中にあるとはいえ、一度あっさり塩味を知ったら席料を奮発してでも食べたい五目そば(750円)。ここはかつて高級寿司店と入り口を同じくしていた本格中華料理店。麺類も充実していますが、リッチに一品料理も味わってほしい。おすすめはユウリンチー。柔らかい鶏を揚げたものに甘辛いネギソースがかかって600円。ボリューム感もあります。ビールのお供にもぜひどうぞ。 軽いおつまみ類も揃っています。
※平成15年3月27日から小銭寿司としてリニューアル
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