「調教師の期待が大きかったんでプレッシャーを感じてました(笑)。とにかく運がいい、タイミングのいい馬だと思います。飼い葉もよく食べてくれるので手は掛かりません。ただ運動はまだいいけど、洗い場がうるさいので(自分が)ケガしないように気をつけてます」という林厩務員の横でバンバンと蹴り上げてすごい音をたてている。林厩務員といえば第一回スパーキングレディーCで同着優勝したブンブンラリーや、ラハンヌを担当してきた牝馬の達人。「これで重賞は1.5勝です」と穏やかな人柄が女心をくすぐるのだろうか!?
|
デビュー前から手綱を握り、日頃の調教すべてを担っているのが一ノ瀬騎手。ローレル賞の最終追い切りからも重賞での騎乗を楽しみにしていたのだが、レース前々日の落馬事故により右足腓骨々折するアクシデント。泣く泣く的場文雄騎手へと手綱を委ねたのであった。
「完璧に仕上げたつもりだったんで、騎乗できなかったことがとにかく悔しい。病院にいて、あとでビデオを見たが強い勝ち方をしてくれたね。追ってからホント味のある馬。初め悪かったハミ受けもスムーズになってきたし、馬がどんどん成長しているのがわかる。まだ育つだろうし、本格化する今秋、ロジータ記念あたりも狙っちゃうよ」
|