岡村裕基騎手、沖野耕二騎手引退 |
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岡村裕基ジョッキー、沖野耕二ジョッキーが7月31日付で引退し、今開催でラストランを迎えることになった。 ここ数年、騎手引退が相次ぎにより今回の二人引退で川崎ジョッキーズは16人となっている。 馬の世界に入って20年の節目に引退を決意した岡村裕基騎手(35歳・鳥飼春弥厩舎)。 「馬以外の仕事もやってみたい。なにか自分で事業をしたい・・そういう気持が以前からあった」のだという。「向正面でピューとハナに立ってそのままだった」と2戦目での初勝利が昨日のことのようだと語る。同期には今をトキメク内田博幸騎手がいるが全日本新人王に南関東代表として出場し見事優勝したのは岡村騎手だった。 20年を振り返ってもらった。「オートメンデスで同着優勝だったスパーキングレディーCはもちろんだが、自分は超穴配当に縁があった(笑)。初夢特別でコスモフレイズ(12番人気)で勝ったときは500万馬券(的中者1票)。800万馬券が出たときは自分の馬がグリグリ一番人気だったのにスタート直後にまさかの落馬(笑)。 それからね、20年乗っていて調教でもレースでもケガで入院したことが一度もない。これは騎手として幸運だったと思う」。 ムチを置いた後のことは未定だが、騎手会長として重責を果たし終えた今、次なるステップを目指す姿にエールを贈りたい。
沖野耕二騎手(38歳・河津裕昭厩舎)は言わずと知れた益田の名手であり、競馬場廃止後川崎に移籍して02年12月23日には2000勝の偉業を達成した。 減量との闘い、騎乗数の減少など葛藤の末、厩務員(河津厩舎)への転向を決意。 「長いようで短かったが悔いはない。南関東に来て唯一勝てずにいた浦和で勝つことができた。4場クリアしたことで気持にひと区切りがついた」という。 「これまでは乗ることしか知らなかった。今度は厩務員として馬を仕上げる喜びがある。奥が深いよね」と馬づくりにやりがいを見いだす。 騎手として制した重賞は25タイトル(益田・中津・佐賀)。「南関東では重賞獲れなかったから厩務員として目指したい。3年くらいしたらまた乗りたいって、戻ってくるかもしれんよ」。
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2006年7月A号 |
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